犬をしつけるには、柔軟性がある仔犬の頃が最適であることは間違いありませんが、成犬になってからでも方法を間違わなければ十分可能です。
大切なのは、しつけをすると良いことがある・ご褒美がもらえる・ご主人さまとスキンシップができるなど、犬にとって楽しいことだと思わせること。できないからといって感情的になったり怒鳴ったり、力づくで体を押えて教えようとしないことです。
また、しつけを「訓練」と解釈する人もいらっしゃいますが、「しつけ」と「訓練」は異なるものと考えます。「訓練」は命令に対して絶対服従させることが目的なので、飼い主さんは威厳をもってリーダーシップを発揮する必要がありますが、「しつけ」は人と犬が楽しく暮らすため、また誰からも好かれる犬になるために社会性を身につけさせることが目的ですので、信頼と尊敬を兼ね備えた愛情たっぷりのリーダーであればよいのです。
そして社会性を身につける基本となるのが、オスワリ・フセ・マテ・オイデの4つ。これらを教えることで、愛犬の制御や誘導が言葉ででき、他人に迷惑をかけずにすみ、また散歩中の飛び出し事故などトラブルを未然に防ぐことができるのです。
気をつける点としては、しつけの言葉は統一した単語を使うこと。ときには「オスワリ」、またあるときには「スワレ」というように複数の単語で指示をだすと、犬はそれらが同じ意味だと判断できません。また、指示をする単語は低いトーンや強い口調で言い、それができたときには明るく優しい表情でたくさん褒めてあげることです。
それでは今回は、マテのしつけ方とともに、マテを覚えさせるためのオスワリのしつけ方をご紹介しましょう。
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愛犬の好きなオヤツを少量用意します。(*注1) |
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首輪にリードをつけましょう。(*注2) |
3.
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左手でリードを持って、自分の正面に犬が向くように誘導します。(*注3)
※誘導が難しければ、飼い主さんが移動して犬の正面に立つようにしてください。 |
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右手にオヤツを持って、愛犬の目の前に見せて注意を引きます。 |
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オヤツを飼い主さんの顔の高さまで持ってきます。
※このとき犬が興奮して動かないようにリードを短く持って制御しましょう |
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愛犬がオヤツを見上げたら、しゃがんで犬の頭の上に近づけます。 |
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犬の重心が後ろに移動したとき「オスワリ」と声をかけながら左手でお尻をそっと押して座らせます。 |
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犬が座ったら「よし!いいコだ!」などと、明るい声で褒めてご褒美のオヤツを与えてあげましょう。 |
| 1. |
オスワリと同様、愛犬の好きなオヤツを少量用意しましょう。(*注1) |
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犬にオスワリをさせます。(*注3) |
3.
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犬が動こうとする前にオヤツを右手の掌に乗せてひとつだけ与えます。
※座ったまま食べさせることがポイントです。 |
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オヤツを食べたあと、名前を呼んで愛犬の目線を飼い主に向けさせます。 |
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愛犬の目の前で、2つ目のオヤツを取り出して掌に乗せます。 |
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左手の掌を広げ(制御のサイン)、愛犬に向けて少し強い口調で「マテ」と指示を出しましょう。
| ※ |
愛犬が制御のサインを出している左手に集中するように強い口調で言うことがコツです。 |
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もう一度「マテ」と言いながら、広げた左手をさらに愛犬の顔に近づけます。 |
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2〜3秒ほどその状態を保ちましょう。(*注4) |
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制御の合図を出している左手を愛犬から離すと同時に「よし!」と短く発信して右手に持ったオヤツを与えます。(*注5) |
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オヤツを食べた後、愛犬をなでながら思い切り褒めてあげてください。 |
<*注1>
与えるオヤツは少量にすること。フードを使うのは避けましょう。しつけがうまくできなくて飼い主さんが怒鳴るなどした場合、犬はそのフードを嫌いになり普段の食事のときも食べなくなってしまうことがあります。 |
<*注2>
リードをつけることで、自分はご主人さまにコントロールされている状態だと犬が認識するので、飼い主さんに集中できます。 |
<*注3>
飼い主さんと犬が正面で向き合うことが大切です。室内であれば部屋の角など、犬が壁に背を向けた環境で行うとよいでしょう。
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<*注4>
2〜3秒待てるようになったら、次は5〜6秒、その次は10〜15秒と徐々に待たせる時間を長くしていきましょう。1分以上待てるようになったら制御のサインとして犬に向けた左手を離してみましょう。制御のサインなしで2〜3分程度マテの状態ができるようになったらオヤツがなくても「マテ」の合図で従うようになります。 |
<*注5>
マテの状態を解除するために「よし!」と発信します。これは褒めてあげる言葉ではなく、あくまでもしつけの終了の合図ですので、短く言うことが大切です。褒めてあげるのは、オヤツを食べ終わってからにしてください。 |
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