犬は社会性が高く、家族を群れとして考える動物です。そして群れの中で、誰がボスで自分がどういうポジションなのか上下関係を明確に持とうとします。家族を噛んだり無駄吠えで近隣に迷惑がかからないよう、愛犬に社会性を身につけさせることが犬と一緒に暮らす上で重要になりますが、そのためにはある程度言葉で犬を誘導できるようにしておく必要があります。そういった意味で犬のポジションは家族という群れの中で一番下の存在に位置づけること、すなわち家族全員が犬に対してリーダーになることが大切です。
例えば質問をいただいた家族構成(ご主人、奥さん、息子さんの3人家族)であれば、その中で愛犬の世話を一番よくしている奥さんのことを必ずしもボスとしてみているかというとそうでもありません。根本的にボスとリーダーを区別すると、ボスは群れの最高責任者であり一番頼れる存在。リーダーは群れの中で最下位にいる自分をぐいぐい導いてくれる存在。すなわち家族全員がリーダーであり、ボスはそのリーダーの中でも一番リーダーシップを発揮する人ということになります。(犬は家族の中でご主人と奥さんとを比較して、ご主人が奥さんに対してリーダーシップを発揮している姿を見ていれば、ご主人をボスとして認識しているかと思います)
リーダーとして犬に認めてもらうために飼い主さんが気をつけなければならないことは、愛犬に対して優柔不断にならないこと。あるときにはマテをさせてから食餌を与え、またあるときはマテをさせないで与えるなど、犬に対する接し方が気分で変わるなど首尾一貫していない態度や言動は犬にとっては不信感の元となります。また、最初に決めたルールを途中で変えない“初志貫徹”の態度で接すること。例えばソファーに犬を乗せないと決めた場合、普段は愛犬が乗ろうとしたら叱るのにシャンプ−してキレイになった日だけ自ら抱っこしてソファーに座るなどすると、犬は「あれ?ここに乗っちゃいけないって叱られてたのに・・・。なーんだ、乗ってもいいことになったんだ!」と勘違いして、次にソファーに乗ろうとして叱られると反抗的な態度をとることがあります。人間関係においても“言うことがその日によって変わる人”はあまり信頼できない人。犬も同様に言動一致のリーダーを求めているのです。
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初志貫徹 |
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最初に決めた生活のルールは途中で変えない。もしもなにかの都合でルールを変えた場合、変えたルールを犬に教え込む。 |
2.
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首尾一貫 |
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その日の気分によって命令や指示の内容が変わることがないようにする。 |
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