ご機嫌ななめのときや元気がないとき、猫にマタタビを与えるとハイテンションになりますが、人間の麻薬のように常習性はなく、またお酒のように二日酔いになることもありません。ただし多量に与えると呼吸麻痺をおこしたり、昏睡状態になったまま死に至ることもあるので分量には注意が必要です。
どの猫もマタタビに反応するかというとそうでもなく、メスよりもオスの方が反応しやすく、また仔猫や去勢したオスは興味を示さないなど個体差があるようです。
マタタビに酔った猫はトリップ状態になり、うっとりとした表情で体をくねらせたり床に体をこすりつけたり、いわゆるマタタビ・ダンスをしますが、このような“マタタビ効果”があるのはトラやライオン、ヒョウなど猫科の動物だけ。マタタビは、まさに神様が猫科の動物にのみ与えた魅惑の媚薬といえるでしょう。
そもそもマタタビは4月〜5月頃に白い花を咲かせ夏にはナツメに似た楕円形の実をつけるサルナシ科ツル性の植物。実はわたしたち人間も古くから山菜や漢方薬として利用していたのをご存知でしょうか。人が食べても猫のようにトリップ状態になることはありませんが、マタタビをお酒に入れたマタタビ酒は強壮効果があり、新芽をゆでてお浸しやあえもので食べたり、実を粉末にして汁を内服したり、そして入浴剤として使うとリュウマチに効くともいわれています。
名前の由来の一説に、昔、長旅で疲れ果てた旅人がマタタビの果実を食べたら元気が出て、また旅ができるようになったことから「マタタビ」と言われるようになったとも。日本では宮崎県、鳥取県、石川県の山野に多く見られるそうです。
それにしてもお酒のようにアルコール成分があるわけでもないのに、なぜ猫に恍惚とした酔い方をさせるのでしょう。最近の研究によるとマタタビの葉、茎、実に含まれるマタタビラクトンとアクチニジンという物質に猫の神経を麻痺させ性的快感を覚えさせる成分があることがわかってきました。
ストレス発散や元気回復に有効なマタタビ。ほんの短い間のトリップですが、愛猫のためにマタタビ・ダンスのBGMは、どんな音楽を流してあげましょうか。
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マタタビは猫にとっては性的快感を覚えるナチュラル・ドラッグのようなもの。マタタビの葉、茎、実に猫の神経を麻痺させてトリップさせる成分がある。(マタタビと同じサルナシ科のキウイもママタビに似た効果がある) |
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マタタビでトリップ状態になるのは猫科の動物のみ。(昆虫ではクサカゲロウのオスも同じようにマタタビに集まってくるが詳しいことは判っていない) |
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猫がすべてマタタビに反応するわけではなく、個体差がある。メスよりもオスの方が反応しやすく、また仔猫や去勢したオスは興味を示さない。 |
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一度に多量に与えると呼吸麻痺をおこしたり、昏睡状態になり、死に至ることもあるので要注意。少しずつ与え、愛猫にとっての適量を把握しておきましょう。(マタタビグッズを保管する場所や容器は、猫が勝手に持ち出すことができないように管理してください) |
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