「犬は尾で笑う」というように、犬のシッポはまさに喜怒哀楽の表現ツール。楽しいときは上に向けて左右に大きく振り、オヤツを目の前にして待ちきれないときにはちぎれんばかりにブルンブルン。体をなでで欲しいときは軽く振って催促のサイン。なでるのをやめるとシッポを揺らしながら上目遣いで甘える姿は、まさに愛犬家の至福の瞬間です。
ただし、犬がシッポを振るのは嬉しいときばかりとは限りません。相手を試すためにシッポを振る場合があります。公園やドッグランで愛犬に近寄ってきた犬がシッポを振っているから大丈夫だと思っていたら、突然飛び掛ってきて危うく怪我をするところだったという経験はありませんか?相手を牽制しているときは顔の表情も険しいので、シッポと顔の両方の表情で判断するようにしましょう。
いっぽう、猫は機嫌がいいときや甘えたいときはシッポを振らず、ピンと立ててスタイリシュな姿でアピールします。それは自分のお尻を見て欲しいといわんばかり。シッポを振るのはイライラしたときや何かが気になっているとき。思い切りブルンブルンとシッポを振り回しているのはご機嫌ななめの証拠ですのでご注意を。
また、犬が名前を呼ばれると即座に振り向いたり駆け寄ってくるのに対して、猫はご主人さまに呼ばれても振り向きもせずに軽くシッポを振って応えるだけということがあります。これは、目の前にいるんだから振り向いたり声を出さなくてもシッポで応えれば十分判るでしょ?という猫のクールな言い分なのかもしれません。
そして、犬も猫も怖いときや叱られて反省しているときはシッポを丸めます。お尻の下にシッポを隠して自分を小さく見せることで、相手よりも弱い立場にいるということを訴えようとするのです。人間と違って、犬や猫は無駄な争いをしない動物。そうやって自分を弱く見せることで、相手をそれ以上怒らせないための動物の知恵なのです。
 |
| 1. |
シッポを大きく振るときは・・・ |
| |
【犬】嬉しいとき、甘えたいとき
【猫】イライラして不機嫌なとき、何かが気になってピリピリしているとき
※犬と猫とでは、まったく正反対の感情表現 |
2.
|
軽く振るときは・・・ |
| |
【犬】相手の様子や機嫌を伺いながら甘えるとき(軽く振って相手の出方をみる)
【猫】呼ばれた返事としてパタっと軽く振る(相手が視界に入っているときは振り向いたり声を出さずにシッポで応えようとする) |
| 3. |
毛を逆立ててシッポを膨らますのは・・・ |
| |
【猫】ビックリしたときや相手を威嚇するとき(シッポを膨らませることで自分を大きく見せ、相手を牽制する)
【犬】犬のシッポは膨らむことはない(相手を試すときは顔の表情を険しくてシッポを大きく振って自分をより大きく見せようとする) |
| 4. |
お尻の下にシッポを丸めるのは・・・ |
| |
【犬・猫】自分を弱く見せるとき(相手が怒っているとき、それ以上怒らせて危害がおよばないようにするために自分を弱くみせる) |
|
|