「猫はヒゲがあるから暗闇でも物にぶつかることがない」といわれるように、ヒゲを使ってさまざまな行動を判断します。たとえば狭い通路や穴に入るとき。両頬と両眼の上に伸びた4ヶ所のヒゲで、その場所の様子や障害物の状態を探って自分が通れるかどうかを判断します。この4ヶ所のヒゲを線で結ぶと、ちょうど猫の顔より少し大きめの円となり、自分の体が入れるかどうかの基準サイズとなるのです。
また、猫はヒゲを使って飼い主に対して感情を表現します。頬から伸びた口ヒゲが下に向いているときはリラックスしているとき。だらんと垂れているときは退屈なとき。左右に広げているときは警戒しているとき。そしてピンと上に立てて時計の10時10分を指した形になっているときは嬉しくて機嫌がいいときだといわれています。こういったヒゲ・ランゲージは猫特有のもので犬には見られません。
そんな猫のヒゲをいたわるために食餌を与えるときの食器は要チェック。深さのあるものだとヒゲが縁にあたってフードを食べるのを嫌がることがあります。ヒゲを汚さずに食餌ができるように浅い食器を与えるようにしましょう。
いっぽう、犬の場合はヒゲを切っても問題ないといわれています。というのは犬がヒゲなどの触角を使う割合は、ほかの五感と比べるとほんのわずか5%程度。最近では犬のトリミングをプロのトリマーさんにお願いするとき、ヒゲをカットするかどうか尋ねられることが一般的になってきましたが、これは顔をすっきり見せる美観のため。ヒゲを切れば口の周りに食べかすがつきにくいなど衛生面でも有効なので、犬の美容の新しい常識になりつつあるようです。
ただし、ドッグショーに参加する場合は、安易にヒゲを切ってはいけません。キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルなど、鼻が尖っていない犬種はケンネルクラブのスタンダード基準に“いかなる毛もトリミングしない。自然のままに”と決められているので注意が必要です。
生活に潤いを与えてくれる犬や猫は、大切なライフパートナー。彼らの習性を理解した上で快適なペットライフをお過ごしください。
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下に向いているときは・・・リラックスしているとき |
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だらんと垂れているときは・・・退屈なとき |
3.
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左右に広げているときは・・・警戒しているとき |
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時計の10時10分を指した形になってピンと上に立てているときは・・・嬉しいとき |
| 両頬と両眼の上にあるヒゲは、その4ヶ所を線で結ぶと猫の顔より少し大きな円となり、暗闇など、その場所を通り抜けられるかどうかをヒゲで判断している。 |
日常生活の中で犬がヒゲなどの触覚を利用するのは、ほんの5%程度。
一番使うのは臭覚で、次に視覚だと考えられている。
(臭覚40%、視覚30%、聴覚15%、味覚10%、触覚5%) |
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